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大江戸観光 (ちくま文庫)
大江戸観光 (ちくま文庫)
大江戸観光 (ちくま文庫)
杉浦 日向子
定価: ¥ 546
販売価格: ¥ 546
人気ランキング: 62523位
おすすめ度:
発売日: 1994-12
発売元: 筑摩書房
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
粋と美形
惜しくも2005年に逝去された
杉浦日向子氏の作品。
江戸時代における”粋”とは何か、
”美形”とはどんな人なのか、
江戸愛にあふれる杉浦氏が
江戸の魅力をたっぷり案内してくれる。
江戸の玉手箱。
数種の雑誌に書いた江戸についての話を集めた一冊です。
一話2?3ページからなるそれぞれ独立した話ですから、何所から読み進めても、また興味を惹く題材だけでもお好きにどうぞ。
江戸と言っても、そこは杉浦日向子流江戸庶民のおもしろ話。
教科書的予備知識も特に必要ないし、私は三冊目ですが、前二作とはまた違った切り口で楽しんで読むことが出来ました。
現代に生きているからこそ語ることができる江戸、という印象の本です。
大江戸「はとバス」ツアー
次に生まれ変われるのなら大店の若旦那。
今生でも30代の中盤で若隠居がしたい。
そうおっしゃる江戸大好き人間の杉浦日向子さんの作品。
食べ物や着る物、芝居、“しぐさ”、幽霊、怪異など、江戸の日常・非日常のあらゆる面にスポットを当てて紹介しています。
この本一冊で江戸をまるごと味わえる「はとバス」ツアーのような「江戸観光」です。
かつて山口瞳氏は向田邦子さんを評して、「いたずらっぽい少年と、快活な少女と、したたかな中年の女性が同居している」というような趣旨のことを書かれていました。
その向田邦子さんへの評価は、そのまま杉浦日向子さんにも当てはまるように思えてなりません。
ぼくとしては、それに「不良少年の魂」も付け加えたいと思います。
その「不良少年の魂」が、自分の中では多くの矛盾や不安を抱えていながらも、表面的にはすぱっと言い切らせてしまうのだと思います。
向田さんといい、杉浦さんといい、早すぎる死はとても残念です。
合掌…
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